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トーナメントでスタックが15bbを切ると、ポストフロップで細かく戦う余地がなくなり、プッシュ(オールイン)かフォールドかの2択が基本になります。この「プッシュ/フォールド」を正しく運用できるかが、上位入賞率を大きく左右します。
なぜプッシュ/フォールドなのか
浅いスタックで通常レイズ(2bb等)すると、残りスタックに対してポットが大きくなり、フロップ以降の選択肢が極端に狭まります。それなら最初からオールインしてフォールドエクイティ(相手を降ろす力)を最大化するほうが効率的、というのがプッシュ/フォールドの発想です。
ナッシュレンジという基準
プッシュ/フォールドには、ゲーム理論的に最適なジャム/コールのナッシュレンジという計算済みの基準があります。おおまかな目安は次の通りです。
| スタック | BTNからのジャム目安 |
|---|---|
| 10bb | 約40〜50%(広い) |
| 15bb | 約25〜35% |
| 7bb以下 | 50%超(かなり広く) |
ポジションが後ろ(BTN/CO)ほど、また残り人数が少ないほどジャムレンジは広がります。逆にUTGからは強い手に絞ります。
ジャムしやすいハンドの優先順位
- ポケットペア:コールされてもエクイティが安定。
- Aハイ(Ax):Aブロッカーで相手のコールを減らす。
- スーテッドのKx/ブロードウェイ:プレイアビリティ+ブロッカー。
逆に、低いオフスート(72o, 83oなど)は最も浅いスタックでない限り見送ります。
ICMを忘れない
ナッシュレンジは「チップEV最大化」の基準であり、賞金が絡むバブルやファイナルテーブルではICM補正でさらにタイトにします。とくに「コールする側」はリスクが大きいため、ジャムレンジよりかなり強い手でしかコールできません。この非対称性こそ、ショートスタックがジャムでチップを稼げる理由です。
まとめ
15bb以下では「迷ったら通常レイズ」ではなく「ジャムかフォールド」を基本に。ポジションが後ろなら広く、前なら狭く。そしてバブルではICM補正でタイトに——この型を覚えるだけで、ショートスタックの勝率は大きく改善します。ICMizer等のツールでナッシュレンジを反復練習しましょう。
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本記事はポーカーGTOラボ編集部が、海外のソルバー解説・トレーニング動画・公開レンジ表を参照して作成した教育目的の解説です。記載のレンジ・頻度は代表的な傾向であり、実際の最適解はスタック・対戦相手・サイトのルールにより変動します。本サイトはギャンブルを推奨するものではなく、20歳未満の方の賭博は法律で禁止されています。
